【冷蔵庫】業務用冷蔵庫と家庭用との違いとは?
家庭用と何が違う?業務用冷蔵庫の素朴な疑問を解決!
小規模な飲食店では、業務用冷蔵庫ではなく家庭用の冷蔵庫を使っている店舗も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、「業務用冷蔵庫」と「家庭用冷蔵庫」の基本的な違いをまとめました。新規開業や、家庭用から業務用への買い替えを検討する際にお役立てください。
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冷蔵庫のサイズと容量をチェック
業務用と家庭用で大きく違う点は、「サイズ(寸法)」と「容量(定格内容積)」です。現在の厨房に置けるかどうか、必要な食材が入りきるかどうかなど、冷蔵庫選びにおいてもっとも重要なポイントとなります。家庭用と業務用、それぞれどのようなバリエーションがあるか見てみましょう。
家庭用冷蔵庫のサイズ・容量
家庭用の場合、一人暮らしで使われる2ドアタイプの冷蔵庫は、容量が150~250Lほど。横幅は500mm前後です。
観音開きタイプの大型冷蔵庫では、容量500~700L、横幅は700~900mm程度になります。
※メーカーによって、サイズ・容量は異なります。
業務用冷蔵庫のサイズ・容量
業務用冷蔵庫は、まず大まかな分類として「横型冷蔵庫(コールドテーブル)」と「縦型冷蔵庫」に分かれます。
≪横型冷蔵庫≫
≪縦型冷蔵庫≫
※メーカーによって、サイズ・容量は異なります。上記は、フクシマガリレイ株式会社の冷蔵庫を参考にしています。
業務用冷蔵庫の場合、大きいものでは1,600L以上の容量があります。横幅も、610~2,100mmとバリエーションに富んでおり、家庭用と比べると、形も容量も選択肢が多いのがわかりますね。
厚さ(奥行)はどのメーカーも大体2種類で、薄型タイプが650mm、厚型タイプが800mmです。
「定格内容積」は、収納量とはちょっと違う!
冷蔵庫の容量は、主に「定格内容積」が記載されています。この「定格内容積」は、棚やケースなどを除いた状態で「冷やせるスペースすべて」の容量です。実際に食品が入る容量は、記載の容積よりも少なくなるので注意が必要です。
横型の冷蔵庫は作業台としても使える
業務用の横型冷蔵庫は「コールドテーブル」とも呼ばれ、どのメーカーも高さは大体800mmとなっています。台下に収まるほか、天面部分を作業台として使うことができるため、厨房内のスペースを有効活用することができます。
ドアポケットの有無
調味料や飲料を入れるのに便利なドアポケットですが、業務用冷蔵庫には基本的にドアポケットが付いていません。これは、ドアの開閉時に温度が下がりやすく、食品の保存に影響が出るためです。業務用だからこそ、「長期間品質を保つ」ことが重視された設計になっているんですね。
業務用冷蔵庫にドアポケットを付けたい場合は、注文時にカスタマイズで追加することができます。使い勝手によって検討しましょう。
電源(100Vと200V)
家庭用の冷蔵庫はほとんどが100V電源で、一般家庭用のコンセントがあれば設置可能です。
業務用冷蔵庫は、製品によって電源が異なるので注意しましょう。200Vの製品を設置する場合、200Vのコンセントが無ければ電源工事が必要となります。
家庭用・業務用それぞれの利点
家庭用冷蔵庫のメリット/デメリット
- 購入時の料金や、電気料金が比較的安い。
- 電気工事・排水工事がほぼ必要ない。
- 業務用冷蔵庫と比べると、大容量の製品が少ない。
- 業務用冷蔵庫と比べると、冷却力・耐久力が低い。
業務用冷蔵庫のメリット/デメリット
- サイズや容量のバリエーションが多い。注文時にカスタマイズができる。
- 庫内の仕切りを無くしたセンターフリータイプがあり、大きな食材を保管できる。
- 製品としての耐久性が高く、壊れにくい。
- ドレン(排水ホース)から出る水の処理が必要。
まずはプロに相談!現地調査を依頼してみましょう。
耐久性や保冷性能の面では、圧倒的に業務用冷蔵庫の方が優れています。ある程度の食材量を使う店舗であれば、業務用冷蔵庫を検討した方が良いでしょう。
株式会社NEXYZ.では、フクシマガリレイ株式会社の製品を中心として、業務用の冷蔵機器・厨房機器を多数ラインナップしています。
設置スペースや使い勝手に合わせて、店舗にピッタリの製品をご提案させていただきます。現地調査・お見積もりは全国無料で実施していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。